食品ラベルや表示には「高温多湿を避けて常温で」と記載されていることが多いですが、「高温多湿」が具体的に何度以上で湿度が何%以上を指すのかが明示されていないことがよくあります。これらの条件が何を意味するのか、季節によってどう変わるのかを考えたことがありますか?高温多湿の定義や保存場所、そして「常温保存」と書かれた食品を冷蔵庫に入れるべきかについて詳しく調べてみましたので、ご参考にしてください。
目次
- 常温とは?
- 常温の基準
- 高温多湿の湿度について
- 各種常温保存の定義と温度範囲
- 高温多湿を避けるための保存場所
- 高温多湿を避ける保存方法と冷蔵庫の利用
- まとめ
常温とは?
常温とは、文字通り温度が一定であることを意味し、一般的には夏場の外気温に近い温度や、直射日光が当たらない涼しい場所を指します。
常温の基準
常温の基準は用途によって異なります。例えば、薬の保管は「15℃〜25℃」、湿度は「1%〜30%」が常温とされます。食品の場合、常温保存が可能なものとして「パン」「乾麺」「缶詰」などがあり、「15℃〜25℃」が常温とされています。
高温多湿の湿度について
高温多湿の湿度が60%以上とされる理由は、多くの食品メーカーがこの湿度で空調管理を行っているためです。湿度と温度のバランスが重要で、例えば、24℃でも湿度が70%以上だと問題が生じる可能性があります。
各種常温保存の定義と温度範囲
日本産業規格(JIS)では、試験場所の標準状態として常温を5~35℃、湿度を45~85%と定義しています。厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、25℃以下、湿度80%以下が望ましいとされています。
高温多湿を避けるための保存場所
風通しの良い場所を選び、空気の流れを作ることが大切です。除湿機や除湿剤を使うことで湿度を下げることも可能です。
高温多湿を避ける保存方法と冷蔵庫の利用
高温多湿を避けるために冷蔵庫で保存するのが良いかどうかは、食品によります。冷蔵保存が適していない食品もあるため、開封前後で保存方法を変えることが推奨されます。
まとめ
「高温多湿を避けて常温で保存してください」という指示が何を意味するのかを理解することで、より安心して食品を保存できます。常温は15℃~25℃、高温は25℃以上、低温は15℃未満、湿度が60%以上になると高湿となります。これを踏まえて適切な保存環境を整えましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。