防災グッズを準備する際、リュックかキャリーかで迷うことがありますが、リュックをおすすめします。緊急時には両手が自由になるリュックの方が安全です。特に子供がいる場合、抱っこや手をつなぐことができるので便利です。
この記事の内容
- リュックとキャリーのどちらが防災グッズに適しているか
- リュックやキャリーの大きさと重さについて
- 最低限必要な中身
- おすすめの防災セット
リュックの利点
- 両手が自由になるため、身軽に動ける
- 必要なものをすぐに取り出せる
- 避難時に素早く背負える
リュックの欠点
- 容量が限られている
- 重くなると長時間の移動が困難になる
キャリーの利点
- 多くの荷物を入れられる
- 長時間の移動に適している
キャリーの欠点
- 片手が塞がるため、素早い行動が難しい
- 平坦な道以外では移動が困難
防災グッズの準備
リュックの大きさは20L~30Lが適当で、荷物の総重量は10kg前後を目安にします。
キャリーは多くの荷物を入れられますが、重すぎないように注意しましょう。
リュックの中身
1日分の飲料水(1.5L)
食料品(最低3日分)
衛生用品・生理用品(最低3日分)
マスク・手指消毒用アルコール・ウェットティッシュなど
女性は生理用品
救急用品:絆創膏・包帯・消毒液・脱脂綿・体温計など
ホイッスル
携帯トイレ:トイレットペーパー(1ロール)
懐中電灯
携帯ラジオ
モバイルバッテリー、
衣類・下着(3日分)
雨具・防寒具
洗面用品
タオル(最低1枚、余裕があれば2~3枚)
貴重品類を用意します。
以上が、1人分の最低限必要なものなので、家族がいる場合は人数分を準備しておきましょう。
便利な防災グッズセットもおすすめ
- 非常食セット:火や水を使わずに食べられるもの
- 体キレイセット:水がなくても体を清潔に保てる
- 救急セット:最低限必要な救急グッズが揃っている
以上のポイントを踏まえて、防災グッズの準備を進めましょう。
子供や高齢者がいる家庭の準備
子供がいる家庭では、以下のものも用意しておくと安心です
- おむつ、おしり拭き
- 粉ミルク(キューブタイプ推奨)、使い捨て哺乳瓶
- 子供の衣類・下着
- 離乳食
- 携帯用カトラリー
高齢者がいる家庭では、以下のものが必要です:
- 大人用おむつ
- 介護食
- 持病薬・お薬手帳
- 杖
- 補聴器、入れ歯・入れ歯洗浄剤
便利な防災グッズセット
- 非常食セット
インスタントラーメンや缶詰、乾パン、レトルト食品など、火や水を使わずに 食べられるものが含まれているセット。
例えば「レスキューフーズ安心3日セットII」などがあります。
2.体キレイセット
災害時に水がなくても体を清潔に保てるセット。
例:「断水対策 水のいらない全身キレイ5日分キット」。
3.救急セット
最低限必要な救急グッズが一まとめになったセット。
例:「救急 セット 中 ファーストエイド キット ポイズンリムーバー」。
防災ボトル
警視庁防災対策課がおすすめする「防災ボトル」の中身は、100均で揃えることができます。
防災ボトルを準備しておけば、いつでも持ち歩く「0次の備え」にもなり、「1次・2次の備え」の中に入れておくこともできます。
防災グッズの保管場所
防災グッズは玄関などの持ち出しやすい場所に保管し、いざという時にすぐに持ち出せるようにしておきましょう。
まとめ
防災用品を収納するなら、キャリーよりも両手が自由に使えるリュックがおすすめです。
避難経路が平坦で長距離の場合や、家屋の倒壊の危険がない場合はキャリーも選択肢です。
リュックやキャリーの容量は20L〜30L、総重量は10kg以内にするのが理想です。
防災リュックやキャリーの中身は、水や食料、救急用品、携帯トイレ、懐中電灯、タオルなどの最低限必要なものが含まれていることが重要です。別々に揃える場合でも、便利な防災グッズセットがおすすめです。
まだ準備ができていない場合は、リュックと防災用品がセットになっているものが良いでしょう。リュックとキャリー、それぞれにメリット・デメリットがあるので、あなたに合った防災グッズ選びの参考にしてください。
この記事を参考に、最適な備えをして、災害時に少しでも安心して過ごせるようにしましょう。