近年、手洗いやアルコール消毒が日常的になり、多くの人が手の乾燥に悩まされています。カサカサになった手を放置すると、亀裂やヒビ割れの原因になることもあります。
そこで注目されているのが、ハンドクリームを塗って手袋をする「ハンドパック」というケア方法です。しかし、「ハンドクリームを塗って手袋はダメ」というウワサも聞きます。本当にそうなのでしょうか？
この記事では、元エステティシャンの経験とパーツモデルの方々の実践を踏まえて、ハンドクリームと手袋の正しい使い方、そして美しい手を作るための30分ケアについてご紹介します。
目次
1. ハンドクリームに手袋は本当にダメなのか？
2. 美手を作る30分ケア：プロのテクニック
3. おすすめのハンドケア商品
4. 夜のハンドケア：集中ケアの方法
5. まとめ：美しい手を維持するポイント
ハンドクリームに手袋は本当にダメなのか？
結論から言えば、ハンドクリームを塗って手袋をすることは、正しい方法で行えば非常に効果的です。ただし、以下の2点に注意が必要です。
1. 自分に合ったハンドクリームを選ぶ
肌に合わないクリームを使用すると、かえって肌トラブルの原因になることがあります。
2.手袋の素材を適切に選ぶ
素材によっては逆効果になる可能性があるので、注意が必要です。
適切なハンドクリームの選び方
・寝る前のケアには、べたつき感が残るタイプが適しています。
・敏感肌の方は、無香料・無添加のものを選びましょう。
・保湿成分（セラミド、ヒアルロン酸など）が豊富なものがおす
すめです。
手袋の正しい選び方
寝る前のケアには、コットン100%の手袋がおすすめです。
シルク製の手袋も良いですが、コストパフォーマンスを考えるとコットンで十分です。
ゴム製の手袋は、短時間の使用には適していますが、一晩中つけるのは避けましょう。
美手を作る30分ケア：プロのテクニック
ハンドモデルの方々は、日常的に細やかなケアを行っています。その中から、誰でも実践できる30分ケアをご紹介します。
1. クレンジング（5分）
・ぬるま湯でやさしく手を洗い、古い角質や汚れを落とします。
・爪の周りや指の間もしっかり洗いましょう。
2. 保湿（10分）
・化粧水をスプレーボトルに入れ、手の甲にたっぷり吹きつけ
ます。
・軽くたたき込みながら、関節のしわや指の間にも浸透させます。
・ハンドクリームを10円玉大取り、両手で温めてから塗ります。
3. マッサージ（10分）
・指のしわや水かきまで丁寧にマッサージします。
・中指の第2関節を使って、手のひらをグリグリと押していきます。
・爪の両サイドや生え際をやさしく押して、血行を促進します。
4. 仕上げ（5分）
・余分なクリームを軽く拭き取ります。
・必要に応じて、ハンドクリームを塗った上からコットン手袋を
はめます。
この30分ケアを週に1～2回行うことで、手の状態が劇的に改善されるでしょう。
おすすめのハンドケア商品
日中使用と夜の集中ケアでは、適したハンドクリームが異なります。それぞれの用途に合わせたおすすめ商品をご紹介します。
日中用：キュレル ハンドクリーム
・特徴：べたつかず、サラッとした使用感
・保湿力：5時間後もしっとり感が持続
・成分：セラミド1、ユーカリエキス、アラントイン、
トコフェロール（ビタミンE）
・おすすめポイント：敏感肌の方でも使いやすく、持ち運びに
便利なサイズ
夜用：ヘパトリート 薬用保湿ハンドクリーム
・特徴：高い保湿力、べたつきがあるタイプ
・成分：ヘパリン類似物質（有効成分）、メタクリル酸ブチル
共重合体液
・おすすめポイント：敏感肌の方にも適しており、無香料
マルチ用：オロナインH軟膏
・特徴：殺菌効果と保湿効果を兼ね備えた万能クリーム
・成分：クロルヘキシジングルコン酸塩（殺菌成分）、グリ
セリン、オリブ油
・おすすめポイント：ニキビや小さな傷の治療にも使える、コス
トパフォーマンスが高い
夜のハンドケア：集中ケアの方法
夜の集中ケアは、日中のダメージを修復し、翌朝までに手肌を再生させる重要な時間です。以下の手順で行いましょう。
1. お風呂上がりの清潔な手に、たっぷりとハンドクリームを塗り
ます。
2. べたつきが気になる場合は、軽く手のひらでなじませます。
3. コットン100%の手袋をはめます。
4. そのまま就寝し、翌朝まで集中ケアを行います。
このケアを週に2～3回行うことで、手の乾燥や荒れが劇的に改善されるでしょう。特に、冬場や手荒れが酷い時期には効果的です。
まとめ：美しい手を維持するポイント
1. 自分に合ったケア方法を見つける
ハンドクリームと手袋の組み合わせは、自分の肌質に合ったものを選びましょう。
使用感や効果を確認しながら、最適な商品を見つけてください。
2. 日中と夜のケアを使い分ける
日中はべたつかないタイプ、夜は保湿力の高いタイプを使用しましょう。
状況に応じて、ケア方法を柔軟に変更することが大切です。
3. 継続は力なり
美しい手は一朝一夕では作れません。毎日のケアを習慣化しましょう。
特に、就寝前の30分ケアは効果的です。
4. 外的刺激から手を守る
家事や洗い物をする際は、ゴム手袋を着用しましょう。
外出時は、日焼け止めを塗るなど、紫外線対策も忘れずに。
5. 内側からのケアも大切に
水分をしっかり取り、バランスの良い食事を心がけましょう。
ビタミンEやコラーゲンなど、美肌に効果的な栄養素を積極的に摂取しましょう。
手は、年齢が出やすい部位の一つです。しかし、適切なケアを続けることで、年齢を感じさせない美しい手を維持することができます。
この記事で紹介したテクニックを参考に、あなたも美しい手を手に入れてください。日々のちょっとした努力が、必ず素敵な結果につながります。
